吾輩はチビゴミである。名前はまだない。
研究室の小川くんと菅谷君がどこぞの山から掘り出したチビゴミムシ(未記載)の写真を撮らせてもらった。
美しく、洗練された生き物。
種類によっては結構大きいが、素早い上に明るい場所に出てくるのを極度に嫌がるのでなかなか写真に撮れない。

チビゴミムシの採集はとっても簡単。
山に行く
↓
おもむろに地面を掘り返す
↓
1mくらい掘る
↓
運がよければ一匹出てくる
もし何も出てこなければ大規模な土木工事の徒労に打ちひしがれながら、泥だらけでトボトボと家に帰ることになる。
しかし、もし運良く出てきたら、その飴色に輝く至高の生き物はあなただけのもの。
まだ記録のない場所からの採集品なら、きっと長年大地の奥深くでひっそりと暮らしていたその生き物と出会ったのは、人類であなたが最初の存在になれるだろう。
「山に行っておもむろに地面を掘り出す」っていったいどこを掘ればいいのか検討がつかいないという人もいるだろう。
徳島の吉田さんに「で、山のどこを掘ればいいんですか?」と聞いたら、その検討をつけられるのは長年の経験だけだと言われた。
チビゴミ採集は奥が深いらしい。
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