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2013年7月

先日の天狗高原で灯火採集により得られた蛾

先日のライトトラップで得られた蛾で特に嬉しかったものをいくつか紹介したい。

Dimorphicosmia_variegata
マダラキボシキリガ Dimorphicosmia variegata (Oberthür, 1879)
今回初めて見た。オスとメスで見た目がかなり違う。雰囲気からして北方系の蛾なので四国では少ないかもしれない。宮崎県では準絶滅危惧種に指定されている。この日はオスは数頭来ていたがメスはこの1頭きりだった。幼虫はシナノキを食べる。





Anacronicta_plumbea
ナマリケンモン Anacronicta plumbea (Butler, 1881)
1頭だけ来た美しい模様の蛾。金属の「鉛」は元素記号でPbと表記するがこれはラテン語のplumbumからきている。この種も前翅が鉛色に見えることから種小名のplumbeaはそこからきている。和名もそのものずばり。初めて見た蛾なので名前はわからなかったが、図鑑を調べれば見た目からしてウスベリケンモンの横くらいに載っていそうことだけはわかった。




Img_6816
ムラサキアシブトクチバ Bastilla maturata (Walker, 1858)
天狗荘の明かりに来ていた。くっきりとした模様と紫色がものすごく綺麗。羽化したてのような新鮮な個体だった。いかにも南国という雰囲気の蛾。



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ナチアオシャチホコ Syntypistis nachiensis (Marumo, 1920)
久万高原町のコンビニ(標高491m)で採集したもの。珍しいものではないと思うが今までなぜか出会えなかった蛾の一つなので嬉しかった。名前が示す通り、タイプロカリティは三重県の那智勝浦。これも南方系の蛾だろう。

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四国カルスト天狗高原ライトトラップ 5回目 2013年7月29日

今期5回目の天狗高原。

今日は朝から天気が悪く、一日中降ったりやんだり。

夕方を過ぎても回復する見込みはなく、仕方がないので雨の中で濡れながらライトトラップをやるつもりだったが、いざ現地に到着すると幸いにしてほとんど降られなかった。

今年は不思議なほど天気に恵まれている。

高知の景山さんと合流していつもの場所で灯火採集を行ったが、曇っているせいか月齢が悪いにも関わらず飛来する種数は多い。ただ夜半から風がやや強くなり新しい蛾の飛来も止まってしまった。

それでもだらだらと0:30分頃まで続けたがめぼしいものは見られなかったので早めの撤収となった。




Some_species_of_japanese_catocala
夏の天狗高原で灯火採集により得られたキシタバの仲間

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枝付き枝豆

スーパーで立派な枝付きの枝豆が売っていたが価格はなんとびっくり90円!。露地物で色が悪く、豆の大きさも不揃いだったがあまりの大きさと安さに大喜びで購入。

半分は普通に食べ、半分はさやを取ったあと冷凍のあさりと一緒に炊飯器に入れて炊き込みご飯にした。




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【史上最強のビールのおつまみ】枝豆は “フライパンで蒸し焼き” にするとおいしくなりすぎるので注意! 本気で注意!!




枝豆は普通に茹でてももちろん美味しいが、この記事のようにフライパンで焦げ目がつくくらいの感じで蒸し焼きにしてやると甘みが増し、さらに美味しくなる。水が蒸発するにしたがい、焼き芋のような甘い匂いが漂ってくる。空焚きの熱はフライパンを痛めるのでメインのフライパンではなく、ボロいのがあればそのほうがいい。

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炊き込みご飯はそれっぽい材料を適当に入れたあと、酒とめんつゆを入れれて炊飯器のスイッチを押せば簡単にできる超手抜き料理。

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今日はさやを取った枝豆と冷凍してあったむき身のあさりを使った。一番のポイントはこれまた冷凍してあったすり下ろし生姜。あさりを使った炊き込みご飯には必須の材料。できた炊き込みご飯は小分けにして冷凍したり、おにぎりにしたりする。

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残り物のナスで煮浸し

10日前にカレーの具材にしたナスの残りが一本だけ冷蔵庫の奥でしなびていた。

立派なナスで捨てるのはしのびなかったので煮浸しに。

暑いしナスも一本きりなので面倒な素揚げはせず、そのままたっぷりの油で焼いてから調味料で煮込んでいく。

しっかりと油で焼くことでナスの紫色がしっかりと残るそうだ。

思ったよりも味が濃く、油っぽいのでこれだけで立派なおかずになった。

うんうん、なかなかコレはうまいぞ。これときんぴらと味噌汁があれば十分だ。


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痩せた

タバコをやめて2年になるが、タバコをやめた直後から猛烈な勢いで体重が増え始め、1年で15kgも太ってしまった。

昨年の暮に体重を測ったら78kgで、最盛期よりも少し落ちていたが、それでも明らかに太りすぎだったのでこれは何とかしなくてはと半年間懸命に努力した結果、おととい体重計で測ったらようやく69.75kgとギリギリ60kg代と言い張れるラインまで落ちた。

先日も髪を切りに行った際に美容師の人に「あれ?何かちょっと痩せた?」と言われ、「え?そうですか?」と素知らぬ顔をしていたが、内心かなり嬉しかった。

もう少しで完全に元の体重に戻るのであとちょっとだけ頑張ろう。

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初夏の石鎚山1,200m地点で灯火採集により得られた蛾類2013年06月17日【2】


前回の続き。今回は学名がHの種類から最後のXまでで、
前回と合計すると全部で69種類。あと10種類くらいは撮影しているが、現状では同定できなかった。
Habrosyne_fraterna_japonica
オオアヤトガリバ Habrosyne fraterna japonica Werny, 1966



Hadennia_incongruens
ハナマガリアツバ Hadennia incongruens (Butler, 1879)



Harpyia_umbrosa
ギンシャチホコ Harpyia umbrosa (Staudinger, 1892)
なんと味わいのある渋い色彩だろうか。いぶし銀。



Hydrillodes_morosus
ヒロオビウスグロアツバ Hydrillodes morosus (Butler, 1879)




Jocheaera_alni
ハンノケンモン Jocheaera alni (Linnaeus, 1758




Lophocosma_sarantuja
クロスジシャチホコ Lophocosma sarantuja Schintlmeister & Kinoshita, 1984
胸のところにも黒い模様があるが、残念ながら擦れてわからなくなっている。



Macrochthonia_fervens
カマフリンガ Macrochthonia fervens Butler, 1881



Menophra_senilis
ウスクモエダシャク Menophra senilis (Butler, 1878)
ど普通種だが斑紋変異があるのでコツコツ写真を撮りためている。



Mesastrape_fulguraria_consors
アミメオオエダシャク Mesastrape fulguraria consors (Butler, 1878)
いつ見てもどこかしら擦れている。今日撮影したのはこれでもまだ綺麗な方。



Moma_alpium
ゴマケンモン Moma alpium (Osbeck, 1778)
平地や低山地でもよく見る普通種。今日も点灯直後からかなりたくさん来ていた。



Neoanathamna_nipponica
ニセコシワヒメハマキ Neoanathamna nipponica (Kawabe, 1976)



Oberthueria_falcigera
オオクワゴモドキ Oberthueria falcigera (Butler, 1878)


Oraesia_excavata
アカエグリバ Oraesia excavata (Butler, 1878)
エグリバ亜科の仲間の中で平地から山地まで一番良く見かける種類。顔がコンコルドっぽい。



Oruza_mira
アトキスジクルマコヤガ Oruza mira (Butler, 1879)


Parapsestis_argenteopicta
ギンモントガリバ Parapsestis argenteopicta (Oberthür, 1879)



Pareclipsis_gracilis
ツマキリウスキエダシャク Pareclipsis gracilis (Butler, 1879)


Peridea_rotundata
マルモンシャチホコ Peridea rotundata (Matsumura, 1920)
ブナアオシャチホコとともにブナ林の代表選手。幼虫はブナとイヌブナを食べる。


Phlogophora_albovittata
マエグロシラオビアカガネヨトウ Phlogophora albovittata (Moore, 1867)
名前長いよ。



Phthonosema_tendinosarium
リンゴツノエダシャク Phthonosema tendinosarium (Bremer, 1864)
大型のエダシャク。見たかった蛾の一つだが残念ながら翅が擦れている。斑紋の変異がいろいろあるようだ。


Pingasa_aigneri
ウスアオアヤシャク Pingasa aigneri Prout, 1930




Platycerota_incertaria
ツマキエダシャク Platycerota incertaria (Leech, 1891)



Problepsis_diazoma
クロスジオオシロヒメシャク Problepsis diazoma Prout, 1938




Protoboarmia_faustinata
ニセオレクギエダシャク Protoboarmia faustinata (Warren, 1897)


Pseudargyria_interruptella
ホソスジツトガ Pseudargyria interruptella (Walker, 1866)


Pseudoips_prasinanus
アオスジアオリンガ Pseudoips prasinanus (Linnaeus, 1758)
ともに春型の個体。左のやや派手な方が♂で、右の地味なのが♀。



Ptilodon_jezoensis
エゾエグリシャチホコ Ptilodon jezoensis (Matsumura, 1919)



Ptycholoma_lecheanum_circumclusanum
オオギンスジハマキ Ptycholoma lecheanum circumclusanum (Christoph, 1881)
上手に写真に撮れなかったが実物はもっと綺麗。


Pyrinioides_aurea
ハスオビマドガ Pyrinioides aurea Butler, 1881


Rhynchobapta_cervinaria_bilineata
フタスジオエダシャク Rhynchobapta cervinaria bilineata (Leech, 1891)



Rhynchobapta_eburnivena
シロミャクオエダシャク Rhynchobapta eburnivena (Warren, 1896)



Scionomia_mendica_mendica
ソトキクロエダシャク Scionomia mendica mendica (Butler, 1879)


Spatalia_dives
ギンモンシャチホコ Spatalia dives Oberthür, 1884


Tethea_ampliata_ampliata
オオバトガリバ Tethea ampliata ampliata (Butler, 1878)



Triphaenopsis_lucilla
シロホシキシタヨトウ Triphaenopsis lucilla Butler, 1878
前翅の斑紋変異がかなり大きい種類。夜更けに1頭だけ飛んできて写真のような複雑な模様をしていたので珍品に違いない!と興奮したが、たいして珍しいものではなかった。


Xerodes_albonotarius_nesiotis
モンシロツマキリエダシャク Xerodes albonotarius nesiotis (Wehrli, 1940)

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初夏の石鎚山1,200m地点で灯火採集により得られた蛾類2013年06月17日【1】

石鎚山スカイラインは麓の面河渓から標高1,492mの土小屋までを結ぶ総延長18kmの道路で、原生林を切り開いて作られているため昆虫採集にはうってつけのポイントがいくつもある。

ただし石鎚山スカイラインは夜間は通行止めになるのでスカイラインの中でライトトラップをするには泊まりこみが必至になる(つまり途中で天候条件が悪くなってきても引き上げることはできない)。

ゲートが閉鎖される時間は時期によって違うが、この日は夜8時に入り口の面河渓のゲートと、出口にあたる土小屋のゲートが封鎖された。

スカイラインの中で泊まることは特に問題はないらしく、だいたい閉鎖予定の三十分前頃に見回りの人がやってきて火の元に注意することと緊急連絡先を書いた紙をくれる。

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日暮れから徐々に風が強くなり始めた。夜半には煽られて幕が倒壊する危険を感じたため骨組みだけ残し、白幕をはずしてライトトラップをした。




以下、この日見られた蛾のうち、写真に撮ったものを紹介していく。

紹介していく順番はファイル名の都合で学名のアルファベット順で、今回はGまで。

Agrotis_ipsilon
タマナヤガ Agrotis ipsilon (Hufnagel, 1766)


Agrotis_segetum
カブラヤガ Agrotis segetum (Denis & Schiffermüller, 1775)

Ambulyx_japonica_japonica
フトオビホソバスズメ Ambulyx japonica japonica Rothschild, 1894



Amraica_superans_superans
ウスイロオオエダシャク Amraica superans superans (Butler, 1878)


Apamea_aquila_oriens
アカモクメヨトウ Apamea aquila oriens (Warren, 1911)

Apamea_hampsoni
ネスジシラクモヨトウ Apamea hampsoni Sugi, 1963


Ariolica_argentea2
ギンボシリンガ Ariolica argentea (Butler, 1881)
昨年までは白バック写真にしにくい被写体だったが、今年に入ってPhotoshopでの修正技術が向上したので気軽に白バック撮影ができるようになった。



Asteropetes_noctuina
ヒメトラガ Asteropetes noctuina (Butler, 1878)
山地で初夏にのみ現れる美しい模様の蛾。幼虫はノブドウ、ヤマブドウなどブドウ科の植物を食べる。

Biston_panterinaria_sychnospilas
キオビゴマダラエダシャク Biston panterinaria sychnospilas (Prout, 1930)

Blenina_senex
キノカワガ Blenina senex (Butler, 1878)


Callicilix_abraxata_abraxata
マダラカギバ Callicilix abraxata abraxata Butler, 1885


Callopistria_repleta_indecisive
マダラツマキリヨトウ Callopistria repleta Walker, 1858 【?】
そっくりな別種がいて区別ができない。

Ceratonema_sericeum
ウストビイラガ Ceratonema sericeum (Butler, 1881)


Ceroprepes_patriciella
ウスアカマダラメイガ Ceroprepes patriciella Zeller, 1867

Cerura_menciana
オオモクメシャチホコ Cerura menciana Moore, 1877
触るとお腹を折り曲げて死んだふりをする。ヤナギ類を食べるようだ。なんとなく山地の虫だと思っていたがポプラを食べるらしく、平地の公園で見つかるようだ。

Chalconyx_ypsilon
ヒトテンヨトウ Chalconyx ypsilon (Butler, 1879)

Chytonix_subalbonotata
ホソバネグロヨトウ Chytonix subalbonotata Sugi, 1959

Cnethodonta_japonica
シロシャチホコ Cnethodonta japonica Sugi, 1980

Cusiala_stipitaria_kariuzawensis
セブトエダシャク Cusiala stipitaria kariuzawensis (Bryk, 1949)

Daddala_lucilla
ハガタクチバ Daddala lucilla (Butler, 1881)
ハガタクチバは前翅に斑紋変異の多い種類だが、今日やってきたのはかなり青みが強い個体だったので最初何が来たのかと驚いた。

Daddala_lucilla_some_formes
ハガタクチバの様々な斑紋変異

Diarsia_canescens
オオバコヤガ Diarsia canescens (Butler, 1878)

Dilophodes_elegans_elegans
クロフシロエダシャク Dilophodes elegans elegans (Butler, 1878)

Dinumma_deponens
ウスヅマクチバ Dinumma deponens Walker, 1858


Drepana_curvatula_acuta
オビカギバ Drepana curvatula acuta Butler, 1881


Dysaethria_moza
クロホシフタオ Dysaethria moza (Butler, 1878)


Epilobophora_obscuraria
アトスジグロナミシャク Epilobophora obscuraria (Leech, 1891)

Ercheia_umbrosa
モンムラサキクチバ Ercheia umbrosa Butler, 1881


Eufentonia_nihonica
オオネグロシャチホコ Eufentonia nihonica (Wileman, 1911)

Evonima_mandschuriana
リンゴコブガ Evonima mandschuriana (Oberthür, 1880)
Googleでリンゴコブガと検索するとなぜか中川翔子が一番最初に表示される。

Furcula_bicuspis
ホシナカグロモクメシャチホコ Furcula bicuspis (Borkhausen, 1790)

Gandaritis_whitelyi_leechi
ツマキシロナミシャク Gandaritis whitelyi leechi (Inoue, 1955)

Gaurotes_doris
カラカネハナカミキリ Gaurotes doris Bates, 1884

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7/22はLeap Motionの発売日

1年前に動画を見て感動し、それから発売日を心待ちにしていたLeap Motion。

2013年の第一四半期発売の予定だったが遅れに遅れてようやく7/22に発売される。

Leap Motionは
従来のものよりも遥かに高精度の検出性能が売りのジェスチャー入力デバイス。




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褒め言葉

彼女の来ていた服が黒地に白の水玉で綺麗だったので

「あっ、その服、なんか蛾みたいで綺麗だね」




何か微妙な顔してた。


Bocchoris_inspersalis
シロモンノメイガ Bocchoris inspersalis (Zeller, 1852)
自分で言うのもなんだけど、よく我慢してるよなこの人。



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アジのなめろう

スーパーでアジを買ったのでなめろうにした。

アジは包丁で粘り気が出るまで叩き、そこに万能ねぎ、生姜、にんにく、みょうが、大葉などをみじん切りにしたものを混ぜ、最後に味噌であえる。

味噌はかなり多めにしないと薬味の味に負けてしまうので味見をしながら思い切って入れる。

酒の肴以外の何物でもないものが、味が濃いのでお茶漬けにしたり、冷奴と一緒に食べるとそれも美味しい。

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四国カルスト天狗高原ライトトラップ 4回目 2013年7月14日

昨晩は天狗高原のいつもの場所に出かけた。今期通算10回目の灯火採集で、この場所に来るのは今年4回目。

天気予報では今日の夜は気圧が不安定らしく、途中で一雨降られる覚悟で出かけたのだが、結局空が曇っていただけで雨は大丈夫だった。

ギリギリ雨が降らないで空が曇っていると晴れている時よりも虫の集まりは良いのだが、残念ながらこの日は終始風が強く、幕がかなりあおられてしまった。

こうなると虫が散ってしまい、結果として幕に集まる蛾はやや少なめだった。

ゴマシオキシタバ、エゾシロシタバ、ジョナスキシタバなどのカトカラ類がポツポツと出始めた。

20130714light

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初夏の四国カルスト天狗高原で灯火採集をして得られた蛾の紹介 2013年6月13日【2】

先日の続きで初夏の天狗高原で見られた蛾を紹介していく。

天狗高原はいつ行っても何かしらは収穫のあり、天気が変わりやすいことを除けば非常に良い場所である。

Lighttrap_in_tengukougen20130613
この日の灯火採集の様子。蛾の飛来数は非常に多かった。気温が高かったこの日は深夜まで新しい蛾の飛来があった。嬉しい半面こういう日はとても忙しく、疲れる。


Karana_laetevirens
アオアカガネヨトウ Karana laetevirens (Oberthür, 1884)


Kerala_decipiens

ハネモンリンガ Kerala decipiens (Butler, 1879)
刺激を与えるとパッと開いてしまうが、しばらくすると巻き癖のついたポスターのようにシュルシュルっともとの写真のような姿に戻る。翅を開くとなるほどリンガの仲間とわかるが、巻いたままだとマダラメイガなどと誤解してしまう。写真の個体はややくすんでいるが透き通った緑色でガラスの工芸品のような美しい個体もいる。普通種なので平地〜山地で灯火採集をすると目にする機会は多いだろう。

Krananda_semihyalina
スカシエダシャク Krananda semihyalina Moore, 1868

 

Lemyra_inaequalis_inaequalis
カクモンヒトリ Lemyra inaequalis inaequalis (Butler, 1879)
左側の白いのがメスで、右側のちょっと黄ばんでいるのが♂。

 

Leucapamea_askoldis
コマエアカシロヨトウ Leucapamea askoldis (Oberthür, 1880)
胸のとこどうなってんだこれ。赤みがかったオレンジ色に白という配色がとても美しい。

Maliattha_chalcogramma
ネジロコヤガ Maliattha chalcogramma (Bryk, 1949)

Marumba_jankowskii
ヒメクチバスズメ Marumba jankowskii Oberthür, 1880
シナノキを食べる。やや少ない。

Mimela_holosericea
キンスジコガネ Mimela holosericea (Fabricius, 1787)

 

Mythimna_flavostigma
マダラキヨトウ Mythimna flavostigma (Bremer, 1861)


Odontopera_bidentata_harutai
ウスグロノコバエダシャク Odontopera bidentata harutai (Inoue, 1953)
いつでも、どこにでも、大量にいる普通種のエグリヅマエダシャク(写真右)がグレて非行に走ってしまったような見た目。
日本亜種の幼虫はダケカンバのみを食べるらしく、したがって四国ではダケカンバの生えるような標高1,000m以上の山地だけで見られる。同属のエグリヅマエダシャクが15科におよぶ広葉樹とさらには各種の草本まで食べる広食性なのとは対照的。発生期は6~8月。なおOdontopera属は本種がタイプ種。

 

Oreta_pulchripes
アシベニカギバ Oreta pulchripes Butler, 1877

 

Pagyda_quinquelineata
マタスジノメイガ Pagyda quinquelineata Hering, 1903
よく似た近似種がいるが、地色が白っぽい感じなので本種だろう。

Paliga_minnehaha
マエベニノメイガ Paliga minnehaha (Pryer, 1877)

 

Paracrama_angulata
ウスアオリンガ Paracrama angulata Sugi, 1985

Paradarisa_chloauges_kurosawai
ヒロバウスアオエダシャク Paradarisa chloauges kurosawai Inoue, 1956
多数飛来した。
この時期から秋ごろまで毎回多数飛来するので覚えておいて損はない種類。本種はどこでライトをしてもたいてい来るので、これさえ覚えておけばクワガタ採集などでライトトラップをした際、何気なく「おっ、ヒロバウスアオエダシャク来てんじゃん」とつぶやくことで俺蛾にも詳しいんだぜアピールができ、モテる可能性もなくはない。


Peridea_aliena
ニトベシャチホコ Peridea aliena (Staudinger, 1892)

 

Protodeltote_pygarga
シロフコヤガ Protodeltote pygarga (Hufnagel, 1766)

 

 

Ptilodon_okanoi1
クロエグリシャチホコ Ptilodon okanoi (Inoue, 1958) その1

 

Ptilodon_okanoi2
クロエグリシャチホコ Ptilodon okanoi (Inoue, 1958) その2

Pyralis_regalis
ギンモンシマメイガ Pyralis regalis Denis & Schiffermüller, 1775

 

Rabtala_splendida
アオセダカシャチホコ Rabtala splendida (Oberthür, 1880)


Rhagastis_mongoliana
ビロードスズメ Rhagastis mongoliana (Butler, 1875)

Rikiosatoa_grisea_grisea
フタヤマエダシャク Rikiosatoa grisea grisea (Butler, 1878)

 

Semidonta_biloba
カエデシャチホコ Semidonta biloba (Oberthür, 1880)
個体変異が大きいので注意が必要。

 

Synegia_esther
クロハグルマエダシャク Synegia esther Butler, 1881

 

Trachea_tokiensis
ハガタアオヨトウ Trachea tokiensis (Butler, 1884)

 

Tyspanodes_striatus_striatus
クロスジノメイガ Tyspanodes striatus striatus (Butler, 1879)

 

Xestia_semiherbida_decorata
ハイイロキシタヤガ Xestia semiherbida decorata (Butler, 1879)

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大川嶺 伊豆ガ谷原生林ライトトラップ 2013年07月01日

月齢も良くなってきたので久しぶりに出かける。

夕方矢野さんと一緒に松山を出発し、大川嶺で高知の景山さんと合流。

小雨が降りしきり、嵐のような強風が吹き付け、おまけに気温もだだ下がりとひどい条件だったがどうにか幕を広げることができた。

場所は今期最高の標高となる標高1,378m地点。谷一つはさんで向かいに伊豆ガ谷原生林を据えた場所で、ウバホド山の北斜面から東側山腹にかけてブナやミズナラの原生林が広がっている。

開け具合はあまり良くないが風が心配なのでちょうど良いだろう。

まあこんな天候の日なので案の定虫の飛来も低調で、ろくなものが来ないわ、数も少ないわで散々な結果。

まあそんな日もあるさ。

それでも深夜12時過ぎまでダラダラと続け、さて、そろそろ片付けるかとふと幕を見ると1頭の大型蛾。






・・・?・・・クチバ・・・?







Σ(゚Д゚;)ギクッ






Serrodes_campanus
ネジロフトクチバ Serrodes campanus Guenée, 1852



うぉぉぉ!!珍品のネジロフトクチバだ!!





あまり見られない珍しい種類で、これだけでも今日来た甲斐はあったというもの。素晴らしい。こういうことがあるからライトはやってみるまでわからないんだ。

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