20170507 手結住吉県立自然公園 塩谷海岸の磯で得られた生き物
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ソメンヤドカリ Dardanus pedunculatus (Herbst, 1804)
先日塩谷海岸で見つけたやや大型のヤドカリの仲間。
サンゴの点在する砂地で見つけたもので、海の底の転石をひっくり返すとよく見かける。
潮間帯よりも少しだけ深い場所に多い印象。
背中にはほぼ確実に複数のベニヒモイソギンチャク Calliactis polypus (Forsskål, 1775)というイソギンチャクをつけている。
ヤドカリ側はイソギンチャクの刺胞毒で天敵のタコから身を守ってもらい、イソギンチャク側も餌のおこぼれをもらったり、安全でしかも自由に動ける移動手段としてお互い助けあって生きている。
ヤドカリが新居に引っ越しする際には一緒にいたお友達のイソギンチャクもちゃんと一つ残らず新しい殻に引っ越しさせるそうだ。
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土曜日は再び手結の大手の浜海岸に素潜りに出かけた。
セルフダイバーやスピアフィッシングの人などと一緒に5時間ほど海を漂う。
海の透明度は前回よりも高かったが、どうにも波が高く、泳いでいるうちに酔ってしまった。
イバラカンザシ Spirobranchus giganteus Pallas, 1766
海中で花のように美しく咲き乱れるイバラカンザシだが、実はゴカイの仲間。
一見するとそうは見えないが、根本から引き抜いてみると、なるほど、ゴカイだ。
サンゴや岩盤の隙間に棲管(せいかん)という管を埋め込んでおり、刺激を与えるとすぐに引っ込んでしまうためなかなか取り出せない。
今回は偶然白化したサンゴの縁におり、棲管が露出していたため上手に採集することができた。
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