愛と憎しみのデオケシキスイ属の仲間3種類 Carpophilus spp.
堆積した劣化穀粉でわいていた微小甲虫を見ていると、3種類のデオケシキスイ属(Carpophilus)がいるのがわかった。今回紹介する3種類は全ての個体が同じ場所から同時に得られている。
新しい穀粉からはまったく見つからず、完全に劣化し、カビの生えたような残渣から大量に現れる。おそらくカビを食べているのだろう。そんなになるまで放っておくほうが悪い。
コメノケシキスイ Carpophilus (Myothorax) truncatus Murray, 1864
コメノケシキスイの幼虫と蛹 Carpophilus (Myothorax) truncatus Murray, 1864
何になるのかと思ってしばらく飼育していたら、そうかお前がお前だったのか。
クリイロデオキスイ Carpophilus (Semocarpolus) marginellus Motschulsky, 1858
クリイロデオキスイの幼虫 Carpophilus (Semocarpolus) marginellus Motschulsky, 1858
結構大きく、よく目立つ。Tachinusっぽい。
劣化穀粉のほか、なぜか浄化槽でよく出るので困る。
ガイマイデオキスイ Carpophilus (Myothorax) dimidiatus (Fabricius, 1792)
| 固定リンク
「写真:白バック」カテゴリの記事
- 愛と憎しみのナガヒョウホンムシ Ptinus japonicus Reitter, 1877(2018.03.19)
- 20170415 筆山公園 昆虫採集(5)(2018.02.13)
- 20170702樫西海岸で得られた磯の生き物(2018.02.11)
- 愛と憎しみのブリッグスウスイロチャタテ Ectopsocus briggsi (McLachlan, 1899)(2018.02.10)
- タマゴクロバチの仲間 Scelionidae sp.(2018.02.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんにちは。
突然のコメント失礼します。
今日、庭の栗から出てきた2㎜程の大きさの甲虫の名前を調べようとして、このページにたどり着きました。
ケシキスイの仲間っぽいと思ったのですが、どうにも小さくて特徴が見えません。
こちらの写真のように、小さい昆虫を大きく写すにはどのような機材を使えばよいか、教えていただけないでしょうか。
また、可能ならケシキスイの仲間を見分ける手段を教えていただけないでしょうか。
どうか、よろしくお願いします。
投稿: iyama | 2018年12月30日 (日) 17時28分