愛と憎しみのトビイロケアリ Lasius japonicus (Santschi, 1941)
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この前別府峡に行ったら久しぶりにキノコからキノコハネカクシ(Lordithon)の仲間を採集した。
Lordithonはハネカクシにしては非常に珍しく、誰でも絵合わせ同定だけで属内の日本産種、全22種類を簡単、確実に種同定することができる。
厳密にはまだ未記載種と思われる種類が2種類おり、これは日本中の誰にも同定できないが、よほどの虫屋でなくてはこの2種類はまず採集できないので基本心配いらない。
ニホンキノコハネカクシ Lordithon japonicus (Sharp, 1874)
ニセハネモンキノコハネカクシ Lordithon pallidiceps (Sharp, 1888)
以下に日本産種を全て図示するので同定の参考にしていただければと思う。
よく見れば簡単に全種同定できるはずだ。
日本産キノコハネカクシ属(Lordithon)全22種+未記載種2種
以下に属内の20種類に関して代表的な個体差の例を図示する。
昔に作った図版なので画像が粗いのと、Fireworksをよく使っていた影響でフォントがArialになっているは我慢して欲しい。
また私が至極個人的に思う「レア度」を以下に表記する。
普通種が☆1で、頂点は☆5。
☆3は頑張れば山で普通に採れる可能性がある。それ以上は基本運任せ。
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引き続き、早春の高の瀬峡で灯火採集で得られた虫の紹介。今回で5回目で最終回。
フタスジクリイロハマキ Acleris platynotana (Walsingham, 1900)
アオオニグモ Araneus pentagrammicus Karsch, 1879
トビモンオオエダシャク Biston robustus robustus Butler, 1879
ヒラヤマアミメケブカミバエ Campiglossa hirayamae (Matsumura, 1916)
シモフリシマバエ(下の写真参照)によく似ている。
シモフリシマバエ Homoneura euaresta (Coquillett, 1898)
※参考(20160327日高村)
デコボコマルハキバガ Depressaria irregularis Matsumura, 1931
ササグモ Oxyopes salticus (Hentz, 1845)
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オオハリアリ Brachyponera chinensis (Emery, 1895)
トゲズネハリアリ Cryptopone sauteri (Wheeler, W.M., 1906)
地中にいる分には何の問題もないのだが、7月〜9月くらいにかけて羽アリが大量発生する。
厄介なことに意地でも外に出ようとするため、侵入源と考えられる床面のクラックを補修剤でガチガチに固めても僅かな間隙をついてどこからか現れる。またクラックは潰しても潰しても別の場所から必ず現れる。
巣は基礎より下の地下、もしくは地下に埋まっている腐朽材にあり、コア抜きしない限り叩けるような薬剤量は浸透せず、羽アリが飛び出すのは深夜だけで昼間は決して姿を見せないためそもそもどこに巣があるのか正確な位置が特定できない。
毎年必ず同じ時期に出るためその時期は素知らぬ顔をしている。
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堆積した劣化穀粉でわいていた微小甲虫を見ていると、3種類のデオケシキスイ属(Carpophilus)がいるのがわかった。今回紹介する3種類は全ての個体が同じ場所から同時に得られている。
新しい穀粉からはまったく見つからず、完全に劣化し、カビの生えたような残渣から大量に現れる。おそらくカビを食べているのだろう。そんなになるまで放っておくほうが悪い。
コメノケシキスイ Carpophilus (Myothorax) truncatus Murray, 1864
コメノケシキスイの幼虫と蛹 Carpophilus (Myothorax) truncatus Murray, 1864
何になるのかと思ってしばらく飼育していたら、そうかお前がお前だったのか。
クリイロデオキスイ Carpophilus (Semocarpolus) marginellus Motschulsky, 1858
クリイロデオキスイの幼虫 Carpophilus (Semocarpolus) marginellus Motschulsky, 1858
結構大きく、よく目立つ。Tachinusっぽい。
劣化穀粉のほか、なぜか浄化槽でよく出るので困る。
ガイマイデオキスイ Carpophilus (Myothorax) dimidiatus (Fabricius, 1792)
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引き続き、早春の高の瀬峡での灯火採集で得られた昆虫の紹介。今回で3回目。
スモモキリガ Anorthoa munda (Denis & Schiffermüller, 1775)
コケイロホソキリガ Lithophane nagaii Sugi, 1958
カタハリキリガ Lithophane rosinae (Püngeler, 1906)
クロホウジャク Macroglossum saga Butler, 1878
アシマダラヒメカゲロウ Micromus calidus Hagen, 1859
フタナミトビヒメシャク Pylargosceles steganioides steganioides (Butler, 1878)
ヒゲナガヤチバエ Sepedon sauteri Hendel, 1911
クラマトガリバ Sugitaniella kuramana Matsumura, 1933
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