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2017年12月

愛と憎しみのジンサンシバンムシ Stegobium paniceum (Linnaeus, 1761)

Stegobium_paniceum
ジンサンシバンムシ Stegobium paniceum (Linnaeus, 1761)

タバコシバンムシと比較すると一見して細長く、上翅の溝の彫りが深い。また触角もだいぶ違う。

名前の"ジンサン"は生薬として使われる朝鮮人参の"人参"のこと。英名の"Drugstore beetle"も同じような由来。乾燥した葉っぱなどから大量発生する。

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愛と憎しみのタバコシバンムシ Lasioderma serricorne (Fabricius, 1792)

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タバコシバンムシ Lasioderma serricorne (Fabricius, 1792) の成虫

最強無敵の存在。粉の深層で常に次世代が待機しているため、決して全滅しない。

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タバコシバンムシ Lasioderma serricorne (Fabricius, 1792) の幼虫と蛹

粉の塊を綴って蛹室を作る(写真左)。

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愛と憎しみのフタトゲチマダニ Haemophysalis longicornis Neumann, 1901

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フタトゲチマダニ Haemophysalis longicornis Neumann, 1901

草むらでマダニの若齢幼虫を見つけた。恐ろしいSFTSウイルスの宿主として知られている。

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愛と憎しみのチャバネゴキブリ Blattella germanica Linnaeus, 1767 の卵鞘

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チャバネゴキブリ Blattella germanica Linnaeus, 1767 の卵鞘

クロゴキブリと違って卵鞘がその辺に産み付けられているのをあまり見ない。たいてい成虫が後生大事に抱えている。

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愛と憎しみのクロゴキブリ Periplaneta fuliginosa Serville, 1839 の卵鞘

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クロゴキブリ Periplaneta fuliginosa Serville, 1839 の卵鞘

小豆にしか見えない。

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愛と憎しみのワタミヒゲナガゾウムシ Araecerus coffeae (Fabricius, 1801)

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ワタミヒゲナガゾウムシ Araecerus coffeae (Fabricius, 1801)

乾燥した芋から大量に出てくる。


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愛と憎しみのアカイエカ Culex pipiens pallens Coquillett, 1898

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アカイエカ Culex pipiens pallens Coquillett, 1898

別亜種のチカイエカ Culex pipiens molestus Forskal,1775 と外部形態では容易に区別ができないが、とりあえずアカイエカとしておく。

チカイエカと違い、1回目の産卵時には吸血が必要で、基本冬は活動しない。

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愛と憎しみのノコギリヒラタムシ Oryzaephilus surinamensis (Linnaeus, 1758)

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ノコギリヒラタムシ Oryzaephilus surinamensis (Linnaeus, 1758)

いる。粉にいる。粉の表面にいる。冬場でもいる。

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愛と憎しみのルリアリ Ochetellus glaber (Mayr, 1862)

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ルリアリ Ochetellus glaber (Mayr, 1862)
腹部に金属光沢があり、確かに少し瑠璃色に見える。

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機械の隙間などに入り込んで来る厄介者。南方系の蟻らしく、寒さに弱いようで、気温によっては極端に動きが鈍くなる。一番下の写真は11月の寒い日、室内で集団で固まってマゴマゴしていた。なぜか箱ティッシュが大好き。

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愛と憎しみのカシメヒメチャタテ Lachesilla quercus (Kolbe, 1880)

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カシメヒメチャタテ Lachesilla quercus (Kolbe, 1880)

よく見るチャタテムシの仲間。わりと大きく、体色が明るいので目につく。同じようにカビを食べているのになぜかクリイロチャタテと微妙に棲み分けていて腹が立つ。

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絵解きで調べる昆虫2

六本脚で「絵解きで調べる昆虫2」を買った。

キジラミ、カスミカメムシ、ヒロバカゲロウ、ベニボタル、ユスリカ等々、最近好きな虫がたくさんのっている。素晴らしい。

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20170409 西熊渓谷 標高1,120m地点 昆虫採集 (4)

引き続き、早春の西熊渓谷で日中の昆虫採集で得られた虫の紹介。今回で4回目で最終回。


Cicadellidae001
よくわからないウンカ・ヨコバイ系の何かの幼虫。ヒラタヨコバイの幼虫?



Cicadellidae002

こちらも上と同じ系統の何か。


Harmonia_axyridis

ナミテントウ Harmonia axyridis (Pallas, 1773)

Milichiidae
クロコバエ科(Milichiidae)の仲間?

Muscidae
イエバエ科(Muscidae)の仲間?



Oxytelinae
セスジハネカクシ亜科の仲間 Oxytelinae sp.


Pella
西熊渓谷の避難小屋の入り口にあった石の下を覗くとクサアリの巣があり、よく見るとハネカクシが一緒に暮らしていた。ペラだ。



Phoridae
ハネカクシと一緒に蟻の巣の中に大きなノミバエもいた。

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愛と憎しみのミズムシ Asellus hilgendorfii Bovallius, 1886

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ミズムシ Asellus hilgendorfii Bovallius, 1886

水生のワラジムシの仲間で、ワラジムシ目(Isopoda)、ミズムシ科(Asellidae)に属する。わりと汚い水に住む生き物の代表として扱われる。カメムシのミズムシ(Corixidae)や、足の水虫(白癬菌)とはもちろんなんの関係もない。

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20170409 西熊渓谷 標高1,120m地点 ライトトラップで得られた虫の紹介 (5)

引き続き、今年の春に西熊渓谷での灯火採集で得られた虫の紹介。今回で5回目。最終回。


Biston_robustus
トビモンオオエダシャク Biston robustus robustus Butler, 1879

Conistra_fletcheri
テンスジキリガ Conistra fletcheri Sugi, 1958

Descoreba_simplex
ハスオビエダシャク Descoreba simplex simplex Butler, 1878

Diptera
よくわからないハエの仲間。ハリバエ?

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カバキリガ Orthosia evanida (Butler, 1879)

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クラマトガリバ Sugitaniella kuramana Matsumura, 1933

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愛と憎しみのトドノネオオワタムシの仲間 Prociphilus sp.

Prociphilus
トドノネオオワタムシの仲間 Prociphilus sp.

仁淀川上流の山中で、ふと見ると白い綿毛をまとった青白い虫がふわふわとたくさん飛んでいた。よく見るとアブラムシだ。

いわゆる雪虫というのはトドノネオオワタムシ Prociphilus oriens Mordvilko, 1935だが、たぶん近い仲間だろう。晩秋に群飛が見られる。

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マンションの階段で拾ったヒメバチの仲間

Icheumonidae
ヒメバチの仲間

家のマンションの階段に、わりと大きなヒメバチの仲間がいた。寒さで弱っていたのか全然飛ばない。せっかくなので持って帰って写真に撮ったが、目がエメラルドグリーンに輝き、とても綺麗だった。

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20170409 西熊渓谷 標高1,120m地点 ライトトラップで得られた虫の紹介 (4)

引き続き、今年の春に西熊渓谷での灯火採集で得られた虫の紹介。今回で4回目。

Apochima_juglansiaria
オカモトトゲエダシャク Apochima juglansiaria (Graeser, 1889)

Brachionycha_nubeculosa
エゾモクメキリガ Brachionycha nubeculosa jezoensis Matsumura, 1928
今回の採集の一番の目的が本種。今回初採集だが、10頭前後飛来。
普段南国高知でよく見る蛾とは一線を画す、溢れ出る北方系の香り。

Esakiopteryx_volitans
ウスベニスジナミシャク Esakiopteryx volitans (Butler, 1878)

Eupithecia_nagaii
ナガイカバナミシャク Eupithecia nagaii Inoue, 1963

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ニッコウエダシャク Lassaba nikkonis (Butler, 1881)

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アオヤマキリガ Orthosia aoyamensis (Matsumura, 1926)

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アカバキリガ Orthosia carnipennis (Butler, 1878)

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ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia (Prout, 1930)

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愛と憎しみのクロモンチビゴキブリAnaplecta japonica Asahina, 1977

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クロモンチビゴキブリ Anaplecta japonica Asahina, 1977

野外性のチャバネゴキブリの仲間。なぜか高知県は準絶滅危惧種に指定されている。どこにでもいるけど。

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日本産カトカラ全31種 全部自分で採ったことある人意外と少ない説

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Catocala002

あと残り8種類。全て集めると巨大な竜が現れてどんな願い事でもひとつだけ叶うらしい。その代わり、日本のどこかにまだ採ったことのないカトカラがいるという最高の幸福を失う。めでたくもあり。めでたくもなし。

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愛と憎しみのノコギリヒラタアリガタバチ Cephalonomia tarsalis (Ashmead, 1893)

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ノコギリヒラタアリガタバチ Cephalonomia tarsalis (Ashmead, 1893)

アリガタバチ科(Bethylidae)の仲間で、シバンムシアリガタバチ (C. gallicola (Ashmead, 1887))と同じ属。

名前の通り、ノコギリヒラタムシ絶対殺すマン。おい、ちゃんと仕事しろ。

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愛と憎しみのハヤトビバエ科(フンコバエ科)Sphaeroceridae sp.

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ハヤトビバエ科(フンコバエ科)Sphaeroceridae sp.
先日紹介したハヤトビバエ(フンコバエ)の仲間の成虫。
あまり飛び回らず、羽化した場所周辺にとどまる習性がある。

Sphaeroceridae_pupa
ハヤトビバエ科(フンコバエ科)Sphaeroceridae sp.
上から順番に「普通の状態の蛹」・「羽化直前の蛹」・「蛹殻」
蛹殻がとても綺麗な状態で残っており、羽化の際、どこを破って出てきたのかいまいちわからない。

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20170409 西熊渓谷 標高1,120m地点 昆虫採集 (3)

引き続き、早春の西熊渓谷で日中の昆虫採集で得られた虫の紹介。今回で3回目。

Araneus
オニグモ?気の毒に、ちょうど手の届かない場所にクモヒメバチに寄生されている。


Chrysomelidae
ハムシの仲間


Collembola
トビムシの仲間


Formica_japonica
クロヤマアリ Formica japonica (Motschoulsky, 1866)

Icheumonidae
ヒメバチの仲間

Nitidulidae
ケシキスイの仲間

Pseudopirapion_placidum
ヒゲナガホソクチゾウムシ Pseudopirapion placidum (Faust, 1887)

Psyllidae
キジラミの仲間

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愛と憎しみのオオキモンノミバエ Megaselia spiracularis Schmitz, 1933 の蛹殻

Megaselia_spiracularis
オオキモンノミバエ Megaselia spiracularis Schmitz, 1933 の蛹殻

羽化後に残されたノミバエの蛹殻。

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20170409 西熊渓谷 標高1,120m地点 ライトトラップで得られた虫の紹介 (3)

引き続き、今年の春に西熊渓谷での灯火採集で得られた虫の紹介。今回で3回目。


Egira_saxea
ケンモンキリガ Egira saxea (Leech, 1889)


Eupsilia_boursini
カバイロミツボシキリガ Eupsilia boursini Sugi, 1958


Lithophane_remota
アメイロホソキリガ Lithophane remota Hreblay & Ronkay, 1998


Pachyligia_dolosa
アトジロエダシャク Pachyligia dolosa Butler, 1878


Repanepteryx_phalaenoides
エグリヒメカゲロウ Drepanepteryx phalaenoides (Linnaeus, 1758)


Teratoglaea_pacifica
エグリキリガ Teratoglaea pacifica Sugi, 1958

Trichopteryx_hemana
シタコバネナミシャク Trichopteryx hemana (Butler, 1878)


Trichopteryx_ustata
クロオビシロナミシャク Trichopteryx ustata (Christoph, 1881)



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