« 2017年12月 | トップページ | 2018年2月 »

2018年1月

ボルネオ島 キナバル山の昆虫(2) カレハガの仲間 Trabala irrorata Moore, 1884

Trabala_irrorata
カレハガの仲間 Trabala irrorata Moore, 1884

スンダランド全域〜フィリピンにかけて分布するカレハガの仲間。

Trabalaはぜひメスをと期待していたのだが、今回もまたメス個体を写真に収めることができなかった。

Trabala
こちらは以前にキャメロンハイランドで見つけたTrabala sp.

以前紹介した時は Trabala vishnou (Lefèbvre, 1827) としていたが、う〜ん・・・見ていると別種のような気がして来たので一旦Trabala sp.と訂正しておく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

愛と憎しみのホシチョウバエ Tinearia alternata (Say, 1824)

Tinearia_alternata_adult
ホシチョウバエ Tinearia alternata (Say, 1824) の成虫

Tinearia_alternata_larve
ホシチョウバエの幼虫

Tinearia_alternata_pupa_2
ホシチョウバエの蛹

オオチョウバエと比較すると非常に弱々しく、色も白いのでホコリっぽい。年がら年中見る。オオチョウバエと比べて発生可能な有機残渣の量が異常に少ないのでわりと綺麗な場所でも現れる。

普段「ホシチョウバエ」と呼んでいる虫には明らかに複数の種類が含まれているが、深くつっこみたくないのでホシチョウバエというのは種類ではなく、概念的な存在だと思うようにしている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

やったー 新しい車買って来たよー (^o^)/

新しい車買って来た。

灯火採集の時も荷物がいっぱい積めるという一点で、フリードプラスになった。

虫捕り行きたい。

Img_3051

| | コメント (2) | トラックバック (0)

20170415 筆山公園 昆虫採集(3)

引き続き、昨年の春に近所の筆山公園でコツコツと撮った虫を紹介していきます。今回で3回目。


Amystax_fasciatus
オビモンヒョウタンゾウムシ Amystax fasciatus Roelofs, 1873

Caecilidae_sp_001
ケチャタテ科の仲間その1 Caecilidae sp.

Caecilidae_sp_002
ケチャタテ科の仲間その2 Caecilidae sp.

Ceratopogonidae
ヌカカ科の仲間 Ceratopogonidae sp.


Elateridae
コメツキムシの仲間 Elateridae sp.

Melyridae
ジョウカイモドキの仲間 Melyridae sp.

Pteromalidae
コガネコバチ科の仲間 Pteromalidae sp.

Sciaridae
クロバネキノコバエ科の仲間 Sciaridae sp.


| | コメント (0) | トラックバック (0)

20170728 北海道上士幌町 三国峠(標高1,136m) での灯火採集で得られた昆虫(1)

昨年の夏に行った北海道での灯火採集で得られた虫を紹介していきます。


記念すべき初めての北海道の灯火採集は三国峠で、と決めていた。

Img_4674

Img_4675

Img_4673

特にこれといった目的があるわけではないが、せっかくなのでぜひ大雪山国立公園の真っ只中、北海道の国道最高地点(標高1,136m)である三国峠で灯火採集をしてみたい。

三国峠で灯火採集を行うことを前提に、後付けで旅行の計画を立てていく。

宿に荷物を置いて夕食を食べた後、一時間以内で三国峠にたどり着くのが理想だ。

夏場で日が長いとは言え、遅くとも8時までには現場に着いておきたい。

初めてでまったく土地勘のない場所なので、周辺の環境確認のため薄暮くらいの時間には現地でスタンバイしておくのが理想と言えば理想だが、宿で夕食を食べることなどを考えると実際には時間的になかなか難しい。

これは毎年悩みのタネなのだが、実際採集のことだけを考えればコンビニでおにぎりでも買って採集しながら食べれば十分なのだが、それでは奥さんが気の毒だ。

三国峠にもっともアクセスしやすい場所ということで、糠平温泉に宿をとった。

Mikuni2

Mikuni1



また、高知から北海道に発電機などの重量機材を宅急便で送っているため、その荷物もどこかで受け取らなくてはいけない。

あらかじめ宿に荷物を送っておいて受け取ることもできるが、それでは空の発電機に給油ができない。

糠平温泉周辺に夕方営業しているガソリンスタンドがない。

時間的ロスを少なくするため

荷物受け取り →  ガソリンスタンド → 宿 → 目的地(三国峠)

がこの順番で並んでいなくてはいけない。

考えた結果、高知から荷物は「ヤマト運輸 十勝士幌センター」に陸送指定で送り、受け取り後に士幌町内のガソリンスタンドで給油、その後糠平温泉の宿に荷物(と奥さん)を置いた上で、いよいよ一人三国峠へと向かった。


当日は道内は朝からあいにくの天気で、終始小雨が降りしきり、時折風とともに強く降る。



Img_4558
昼間行った帯広のナイタイ高原牧場。何も見えない。

Img_4554

夕方、宿を出た時点であたりはすでに暗くなっている上に真っ白な濃霧で視界はゼロ。目的地まで一時間はかからないはずだ。時折道路端をキタキツネが走り去って行く。雨がひどい。日がくれた後、ますます雨脚が強まっていく。





だが、なんとなくこの雨は上がるような気がしていた。

私が本気で灯火採集がしたいと思った時、これまで晴れなかった時がない。

必ず晴れると確信し、ますます強くなる雨の中一人レンタカーを飛ばして三国峠へと向かった。

目的の三国峠展望台が見つからずに通り過ぎてしまうほどの濃い霧の中、どうにか到着し、灯火スタート。


到着時、降りしきっていた雨は灯火採集スタートと同時に小康状態になり、やがて止んだ。



予想通りだ。



・・・誤算だったのは、点灯直後から集まりだしたおびただしい数のコケガ・・・あまりの数に、祟り神みたいになってた。




Img_2695

| | コメント (0) | トラックバック (0)

愛と憎しみのシマメイガコマユバチ Bracon hebetor Say, 1857

Bracon_hebetor
シマメイガコマユバチ Bracon hebetor Say, 1857

コマユバチ科(Braconidae)の仲間。体色に変異があるような感じだが、おそらくもっとも代表的な広域分布種のシマメイガコマユバチか、近い仲間だろう。

ノシメマダラメイガ絶対殺すマン。ハチノスツヅリガの幼虫も襲うらしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ボルネオ島 キナバル山の昆虫(1) ヤママユガの仲間 Antheraea broschi Naumann, 2001

Antheraea_broschi
ヤママユガの仲間 Antheraea broschi Naumann, 2001

ボルネオ島での灯火採集で得られた昆虫を順番に紹介していきます。

紹介していく虫はすべて宿の灯火と自前のライトトラップに来ていた虫で、標高約1600mの場所で、二晩での収穫になります。

残念ながら二晩とも天気がイマイチで、小雨が降って気温が低く、何よりも風も強かったため、環境のわりには収穫的には少なかったのですが、得られた少々の虫を少しずつ紹介していきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

キミにきめた!

 今回ボルネオ島に新婚旅行に行くにあたり、キナバル山の周辺で2泊する宿を探していた。

 新婚旅行ということで、今回は滞在中のホテルもボルネオ島の各地で比較的良い感じのところを選んでいた。

考えてみればこれまで海外では比較的安いホテルに泊まることが多かったため、これはとても新鮮に感じた。

考えてみればそれもしょうがないことで、基本的に虫捕りなどで海外に行った場合、比較的辺鄙な場所に泊まる場合が多いため、結果としてそうならざるを得ない。

いや、お金がないというのも確実にあったが、そもそもの話、宿のランクに対しまったくもって頓着がなく、宿というのはただ雨露をしのげれば十分な存在なのだ。

実際、南京虫がおらず、シャワーの水量が十分で、トイレに鍵がかかればそれ以上のことは特に求めていなかった。

基本的に虫屋の人にはそういう人しかいないため、私も気づけば自然とそうなっていた。

ベッドの下で巨大なヒキガエルが鳴いていたり、1泊300円のドミトリーに泊まったり、TAX逃れの不法宿に泊まったり、お湯どころか水も出なかったり、連れ込み宿に先輩と二人で長期滞在していたのでゲイと噂されたり、おっさんが「Opium70ドル。 Ganjya5ドル。kinokoは10ドル。」とルームサービス的に持ってきたり、そんな感じであった。

 しかし今回はまがりなりにも新婚旅行である。


正直私一人であればどうとでもなるが、奥さんが気の毒である。

もちろん今でも金額的な制約はあるが、普段苦労ばかりかけている奥さんのためにもせっかくなので旅行中くらい良い宿に泊まりたい。

せっかくキナバル山にいくのだから、高いことで有名な山麓公園内にあるステラ・グループ支配のロッジに泊まってみたい。

なお公園内の最高ランクのロッジになると一部屋で一泊25万円ほどするそうだ。

さすがにこれは無理だが、「一歩踏み入れたら最後、水すら高い」と言われる公園本部内にはステラグループの経営するロッジが多数ある。

この際、虫のことは忘れよう。新婚旅行として、たまには贅沢な旅行をしても良いではないか。


そんなわけで宿を調べていると、インターネットの予約サイトでふとある宿の口コミが目に入った。何年か前にキナバル山の周辺で泊まったことのある女性からの書き込みだった。

内容はこんな感じ。





Info_5




・・・すまぬ・・・すまぬ・・・







Detail_top_4

| | コメント (3) | トラックバック (0)

20170415 筆山公園 昆虫採集(2)

引き続き、昨年の春に近所の筆山公園でコツコツと撮った虫を紹介していきます。今回で2回目。

Acari
真っ赤なダニ

Bethylidae
アリガタバチの仲間 Bethylidae sp.

Chironomidae
ユスリカの仲間 Chironomidae sp.

Cicadellidae_1
ヨコバイの仲間 (1) Cicadellidae sp. 1

Cicadellidae_2
ヨコバイの仲間 (2) Cicadellidae sp. 2

Oomorphoides_cupreatus
ドウガネツヤハムシ Oomorphoides cupreatus (Baly, 1873)

Psylloidea_1
キジラミの仲間 (1) Psylloidea sp. 1

Psylloidea_2
キジラミの仲間 (2) Psylloidea sp. 2

| | コメント (2) | トラックバック (0)

海行きたい

Marine

これまで9回の磯採集の総集編。海行きたい。今年は沖縄行きたいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

20170415 筆山公園 昆虫採集(1)

昨年の春に近所の筆山公園でコツコツと撮った虫を紹介していきます。

Bdellidae
テングダニ科の仲間 Bdellidae sp.

Cecidomyiidae

その辺でよく見るタマバエ科の仲間 Cecidomyiidae sp.

Geometridae
尺取り虫

Megastigmus_distylii
イスノキモンオナガコバチ Megastigmus distylii Kamijo, 1979

Oxytate_striatipes
ワカバグモ Oxytate striatipes L.Koch, 1878

Sciaridae
クロバネキノコバエの仲間 Sciaridae sp.

Scolytinae_2
キクイムシの仲間 Scolytinae sp.

Steganopsis
シマバエ科(Lauxaniidae)の仲間 Steganopsis sp.

ヨロイバエ感ある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

20170618 初夏の塩谷海岸で採集した磯の生き物

20170618shiotani

昨年の6月に塩谷海岸で潜った際に採集した磯の生き物。魚に手を出し始めると時間を取られてしまい、他の生き物を採集する余裕がなくなってしまう。体力的に潜っていられる時間は限られているので海の中で何をするかは難しいところ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

新婚旅行のついでに昆虫採集をするのか、昆虫採集のついでに新婚旅行をするのか、という問題

年末年始は今更ながら新婚旅行に行って来た。

虫捕りではない。あくまで新婚旅行である。

Img_6165


Img_6109

Img_5917


Img_5822

Img_5574


Img_5565

「これはジイちゃんの"ドラゴンダイブ"!!?」

Img_5950




| | コメント (5) | トラックバック (0)

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

昨年から貝拾いや磯での生物採集にハマっているので暖かくなったら今年もさらに続けて行きたいと思います。個人的にメインフィールドにしている手結住吉海岸を中心に、特に高知にいる間に土佐清水方面への遠征に可能な限り臨みたいところです。

また最近ハエやチャタテムシ、キジラミ等にハマりつつあるのでそれらもあわせて少しづつ進めていければと思います。近所の公園でも十分楽しめるのがこれらの虫の良いところです。

蛾に関しても、昨年は念願だった北海道での灯火採集もできたので、今年はどこに行こうかな。可能であれば憧れの大弛峠に行きたいところですが、ちょっと遠いなあ。

Okoze



| | コメント (5) | トラックバック (0)

愛と憎しみのヤマトシミ Ctenolepisma villosa Fabricius, 1775

Ctenolepisma_villosa
ヤマトシミ Ctenolepisma villosa Fabricius, 1775

高速で走る。触ると粉が出る。

Ctenolepisma_villosa_2
加害され、ボロボロになった紙。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

愛と憎しみのヒメアリ Monomorium intrudens Smith, F. 1874

Monomorium_intrudens
ヒメアリ Monomorium intrudens Smith, F. 1874

だんだん嫌になってきた。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2017年12月 | トップページ | 2018年2月 »