写真:標本写真

キャメロンハイランドの昆虫(24)ムツテンノメイガ Talanga nympha (Butler, 1880)

Talanga_nympha
ムツテンノメイガ  Talanga nympha (Butler, 1880)
普通種で街中の街灯に多く見られる。日本の南西諸島で得られるムツテンノメイガと同種か、かなり近い種類だろう。どうも何種類かいるような気がする。

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いろいろなゴミムシダマシの体表面

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撮影したいろいろなゴミムシダマシの体表面。



そういえば先日作ってもらった肉じゃがでしばらく食いつなごうと思っていたのに、今日の夜食べたらすっかり味が酸っぱくなり、妙な粘り気を帯びていた。というか正確に言うと腐臭がした。

この時期は食べ物の足が早く、食中毒には注意しなくてはいけないが、僕はお腹だけは絶対の自信があるので気にせず食べた。

普段から食中毒に注意するに越したことはないが、個人的には死にさえしなければ年に何回かお腹を壊すくらいでも別にいいと考えている。何でもかんでも狂ったように殺菌・消毒・消臭では逆に病気になってしまう。

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「ハチとか全然興味ないけど、セイボウ(青蜂)だけは好き」って言う人何なの?



俺のことだよ!!

しょうがないよね。カッコイイもん。



Seibou


大きい画像で画面いっぱいに広げると表面のツブツブに胸がキュンとなる。

下の画像はとっても大きい画像(ファイル容量が大きいので注意)

※ポップアップ表示になりません
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メダカハネカクシにだけは手を出すなってばっちゃんが言ってた

メダカハネカクシは見るたびにカッコいいなぁと今でも思う。

見た目もカッコいいし、狩りの時にはヤゴみたいにびよ~んとなるのもカッコいい。

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学部のまだ三回生だった頃、研究する分類群が決まってなかった僕は酒井先生に相談したことがありました。



酒井先生:「ほっほっほっ、あんた何ハネカクシやりたいんや。」


片山:「まだ決まっていませんが、メダカハネカクシがやりたいです」


酒井先生:「ほっほっほっ、あんたソレ見た目がちょっとカッコいいから言っとるだけやろ!絶対やめとけ!!


酒井先生は、正しい。

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雨ばっか

相変わらず雨ばっかり。どっか行きたいのになぁ。

何とか雨の上がった夜に走る。T-シャツが絞れそう。


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これはセアカナガクチキだろうか。

石鎚山の立ち枯れで。苦労して生態写真も撮れたのにPNYのうんこCFカードのせいで・・・

まあ・・・4GB\1,980のカードに文句は付けられないわな・・・

メモリーカードは大容量カードを一枚使うのではなく、少しずつリスクを分散したほうがいいと学んだ。


遠目に見るとキヌツヤハナにそっくり。
前胸背板の微毛の微妙なグラデーションがすごく綺麗。

ナガクチキってカッコいいけど珍品ばっかりのイメージ。

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片山にヒメバチを語らせるとうるさい

研究室の高須賀さんにインドネシアのかっこいいヒメバチの標本写真を撮らせてもらった。

これは、うん・・・アレだな。ヒメバチだな。

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ゴミダマ

安藤さんのゴミダマ。一覧表にしてメール添付。撮り忘れがないかチェックしてもらう。

針が直挿しになっているものは撮影がちょっと厳しい。

体長が2.5mm以上あれば現行の設備で十分な解像度で撮影できるが、体長1.5mm以下になるとかなり不安定。テントウゴミダマとか「撮影しにくい虫」の条件をすべて完璧に満たしているような虫もかなり厳しい。

All_ando

 

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糞虫の続き

昨日に引き続き糞虫。

ラオスで見つけたオレンジ色の糞虫。カリカリの牛糞をザルで篩ったらたくさん落ちてきた。

前胸背板の潰れたような窪みが何とも言えずカッコイイ。

若原さんが「この糞虫は跳ねるぞ」と言っていたが、本当だろうか?

P1120430

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研究室に行き、夕方家に帰ると玄関のチャイムがピ~ンポ~ンッ。

はて、集金かと思ってドアを開けるとお隣のお姉さん。

「すみません。コレ、さっき佐川急便がうちの荷物と一緒に間違えて配達してっちゃったみたいです」

と僕宛に届いたamazonのダンボールを届けてくれました。

頼んだのが普通の本でよかった。オナホとかだったら大惨事になるところだった。

 

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今週のHUNTER×HUNTERはいくらなんでもひどいと思います

吉富先生よりシリホソの標本を頂きました。


Bolitobius_parasetiger1

Bolitobius parasetiger Schulke, 1993

黄色い斑紋が綺麗。近似種のB. setigerとの区別点は腹部の末端節。

ちなみに下の写真がB. setiger。

Bolitobius_setiger

写真のような二種類の斑紋の個体がいます。ちなみに右のオレンジ地が多い方が珍しく、左の黒地が多い方はよく見ます。

Mycetoporini族はLordithon属をはじめ斑紋や体色がよく変化するので同定の決め手にはなりません(無論ある程度参考にすることはありますが)。

下はB. parasetigerの雄の腹部末端節。雄であれば裏返せばすぐに同定できます。

Bolitobius_parasetiger2

もう一種

先生:「何だっけコレ。学名に"D"のつくやつ」

Derops属です。

一見するとシリホソハネカクシには見えませんが、記載以来あっちこっちを旅して現在の分類体系ではシリホソハネカクシ亜科に落ち着いています。

Derops_okinawanus

Derops okinawanus Y. Watanabe, 1985


沖縄本島の種。Derops属は日本には5種類いて、南西諸島では沖縄本島に生息する本種の他に八重山の種はD. yaeyamanusとして別種になっています。


D. coreanus (Y. Watanabe, 1969) カンコクホソミズギワ-【対馬】

D. japonicus (Sawada, 1956) ホソミズギワ-【九】
D. longicornis Sharp, 1889 ヒゲナガホソミズギワ-【北・本・隠・四・九】
D. okinawanus Y. Watanabe, 1985    オキナワホソミズギワ-【沖縄】
D. yaeyamanus ヤエヤマホソミズギワ-【西表】

四国にいるのは全部D. longicornisで皿ヶ嶺や演習林などの渓流で極普通。


研究室には対馬のD. coreanusの雄の標本がなかったので昨年対馬に行った際に採ってきました。本属の種は名前の通り水際に生息しているため、渓流沿いの落ち葉やゴミを篩うと比較的簡単に採集できます。

食性は肉食で渓流沿いにいるトビムシなどをムシャムシャと食べます。

Derops_okinawanus2

確かに外見上はセスジハネカクシやヨツメハネカクシの仲間のように見えますが、腹部の末端節や交尾器を見るとあぁなるほどとシリホソハネカクシにされているのも頷けます。

水際にいるハネカクシは何となく全体的に'細長く'なるイメージが有ります。

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最近見たシリホソハネカクシ

■エゾマルクビハネカクシ Tachinus yezoensis Li, 1995

北海道にのみ生息する大型のマルクビハネカクシ。現地ではおそらく普通。

Tachinus_yezoensis

■アカバマルクビハネカクシ Tachinus gelidus Eppelsheim, 1893

Tachinus luridus Sharp, 1888
および
Tachinus sharpi
Bernhauer et Schubert, 1916は本種のシノニムとされている。

Tachinus_gelidus_eppelsheim_1893




■クロツヤマルクビハネカクシ Tachinus puctiventris Sharp, 1888


個体により体長差がややある。北海道以外の地域では個体数はやや少なく、特に四国ではかなり少ない印象。


Tachinus_punctiventris_sharp2


■同上(テネラル個体)

Tachinus_punctiventris_sharp






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