キミにきめた!
今回ボルネオ島に新婚旅行に行くにあたり、キナバル山の周辺で2泊する宿を探していた。
新婚旅行ということで、今回は滞在中のホテルもボルネオ島の各地で比較的良い感じのところを選んでいた。
考えてみればこれまで海外では比較的安いホテルに泊まることが多かったため、これはとても新鮮に感じた。
考えてみればそれもしょうがないことで、基本的に虫捕りなどで海外に行った場合、比較的辺鄙な場所に泊まる場合が多いため、結果としてそうならざるを得ない。
いや、お金がないというのも確実にあったが、そもそもの話、宿のランクに対しまったくもって頓着がなく、宿というのはただ雨露をしのげれば十分な存在なのだ。
実際、南京虫がおらず、シャワーの水量が十分で、トイレに鍵がかかればそれ以上のことは特に求めていなかった。
基本的に虫屋の人にはそういう人しかいないため、私も気づけば自然とそうなっていた。
ベッドの下で巨大なヒキガエルが鳴いていたり、1泊300円のドミトリーに泊まったり、TAX逃れの不法宿に泊まったり、お湯どころか水も出なかったり、連れ込み宿に先輩と二人で長期滞在していたのでゲイと噂されたり、おっさんが「Opium70ドル。 Ganjya5ドル。kinokoは10ドル。」とルームサービス的に持ってきたり、そんな感じであった。
しかし今回はまがりなりにも新婚旅行である。
正直私一人であればどうとでもなるが、奥さんが気の毒である。
もちろん今でも金額的な制約はあるが、普段苦労ばかりかけている奥さんのためにもせっかくなので旅行中くらい良い宿に泊まりたい。
せっかくキナバル山にいくのだから、高いことで有名な山麓公園内にあるステラ・グループ支配のロッジに泊まってみたい。
なお公園内の最高ランクのロッジになると一部屋で一泊25万円ほどするそうだ。
さすがにこれは無理だが、「一歩踏み入れたら最後、水すら高い」と言われる公園本部内にはステラグループの経営するロッジが多数ある。
この際、虫のことは忘れよう。新婚旅行として、たまには贅沢な旅行をしても良いではないか。
そんなわけで宿を調べていると、インターネットの予約サイトでふとある宿の口コミが目に入った。何年か前にキナバル山の周辺で泊まったことのある女性からの書き込みだった。
内容はこんな感じ。
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